食感と座り心地

HOIM の Buns Sofa

 

使用しているレザーをはじめて見た時に湧いてきたイメージが、ツヤっと美味しそうなハンバーガーでした。そのパツンとした食感?を座り心地にしてみてはどうだろうかとデザインしたソファです。

3種のウレタン層の組み合わせで、沈み込みの深さと受け止めの硬さのバランスを調節し、口を大きく広げてのひと噛みめのような感覚の再現を目指していますが、それとともに姿勢や形の崩れを抑える役目を持たせています。

 

 

平面の素材で形にボリュームと丸みを出すには、長いステッチ(縫製)が必要になりますが、どうにも角が出がちです。そこにパッチをつけることで理想の丸みを持たせることができています。ここには職人さんの知恵も含まれています。

 

 

見た目の印象でもその食感を表すのに、背と座の接合のさせ方にひと工夫加えています。むにっとかむぎゅっとか、背を座面に食い込ませることで柔らな印象が出るようにしています。

 

 

コンパクトさを目指して、大人二人で座れる最小サイズ(横幅1.2M)にしています。重量も20kg以下なので比較的軽いです。

 

 

 

これまで、ハンバーガーに座っているようだという感想をお聞きしたことはありませんが、、、野球のグローブのようだとか、どちらかというとこんがりソーセージみたいだなどなど、さまざまなご感想をいただいているように、コロンと小さなフォルムとキャラクター性が人気の一番の理由にあるようです。

 

 

 

ブログに戻る